ノロウイルス胃腸炎は年間を通じて発生している感染症ですが、特に、冬季に高齢者施設や医療機関において
アウトブレイクが発生して問題となっています。ノロウイルスは感染力が強く、下痢便のみならず嘔吐物にもウイルス
が含まれているので、周辺の人々に容易に伝播してしまいます。そのため、嘔吐物などを適切に除去すること、手袋や
ガウンを適切に着脱すること、さらには次亜塩素酸ナトリウムを適切に用いることが大切です。ここでは一般家庭に
おいて子どもがノロウイルス胃腸炎にて嘔吐したところから話が始まり、嘔吐物の処理や環境の消毒などの適切な対応が
提示されています。また、手袋・ガウン・マスクの正しい取り外し方などについても解説されています。
ご家庭や施設でのノロウイルス対策に役立てていただければ幸いです。
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矢野 邦夫先生
浜松市感染症対策調整監
浜松医療センター感染症管理特別顧問
浜松市感染症対策調整監
浜松医療センター感染症管理特別顧問